寮生活でデジタルデトックスをする意味、効果について
寮生活でデジタルデトックスを行う理由として
不登校の原因がスマホ依存、ゲーム依存、ネット依存と様々な問題があるご家庭が非常に多いと察します。
その中で自宅でも色々な工夫をして、スマホの制限をかけたりなどを行うご家庭が多いと思いますが、うまくいかずに状態が悪化したり、逆に事が大ごとになるCASEが相談されます。
スマホがダメということではない、ネット情報などが子どもに与える影響の重大性など子どもに伝えるべき問題は山ほどある中、一つ一つ説明して理解させることは簡単ではありません。
私たちは短期間でもスマホ、ネット環境から離れてみることで、自分を見つめなおす機会を与えています。
それがデジタルデトックスなんです。
一か月でもデジタルから離れて、規則正しい生活を送ることで精神的、身体的にも心身が楽になることが実際に寮生活をしている寮生たちが感じていることです。
もちろん、子どもたちは暇な時間があるとスマホが欲しいなどの発言はあるものの、ないならないなりの行動と生活を送ることができます。
自宅という環境では、スマホ以外にやることがなく,考えること苦手な子どもたちの場合、自暴自棄になったり、暴れたり、暴言を吐いたりと好き放題の行動をとることがありますが。
寮生活という環境が子どもたちに、セルフコントロールを行う機会を与えます。
協調性、自立心、社会適応力、成功体験を積むことで自己肯定感があがり自信がつきます。
これらの能力は子どもたちは本来持っていますが、スマホ、ネット社会の普及により能力が発揮できないまま子どもたちは成長をしてしまいます。
ネット情報が正しい情報と認識したり、ネット情報迷子になり受容するばかりで、自ら考えて行動して問題に向き合ったり、解決することが出来なくなっています。
このことから、子どもたちが適正年齢で学ばないとならない非認知能力が低下しています。
非認知能力とは
非認知能力の具体例
やる気
忍耐力
協調性
自制心
自己肯定感
他者へ配慮
コミュニケーション能力
自己管理能力
粘り強さ
好奇心
【非認知能力の高い人の特徴】
精神が安定している
自己肯定感が高い
自己認識が高い
主体性がある
諦めないで最後まで粘れる
共感性が高い
さまざまな人を巻き込んで、コミュニケーションが取れる
【非認知能力を伸ばす方法】
ボーイスカウト
料理
総合型スポーツ
水泳
合気道
ダンス
楽器
絵画や工作
非認知能力は、生涯にわたり伸びる能力ですが、特に1歳頃から5～6歳頃の「幼児期」に著しく発達するとされています。
子どもの大事な時期を、見守りだけで解決ではできません。
早期の対処が必要で、子どもたちは自らスマホ、ネットから離れることが依存していてできない環境下に置かれております。
学校でもタブレットを使用した学習、今はタブレット、スマホが当たり前の時代になっており全くなくすと将来的にどうなのと思われますが。
全くなくすわけではなく、一定期間電子機器から離れて、自分の状態を再認識するための時間と考えを変えてもらうことで大きく捉え方は違ってきます。
現代社会で子どもに正しい学びを提供することが親として、大人としての役割ではないでしょうか？
海外では早い段階からSNSが禁止を始めました、それを意味するのは子どもに悪影響を与えると分かったからではないでしょうか。
日本でもSNSが普及して、犯罪に安易に手を出す子供、過激な発信が目立ち社会問題になっていると思います、不登校になる原因がスマホ、ネットだけではないことは分かっていますが子どもに大きな影響を与えていることは間違えありません。
不登校の原因の要因として今回は一例として情報発信をさせてもらいました。
子どもを守ることを考えたときに正しい判断を親御さまがされることを切に願っています。
早い段階で対処することで子どもの回復も早く、著しい成長が見えます。
