スクール便り

🌸富士急ハイランドで育まれた絆と勇気

〜寮生全員で挑んだ、忘れられない夏の一日〜

この夏、全寮制フリースクールでは、寮生全員で富士急ハイランドへ遠足に行ってきました。
日々の寮生活の中で育まれてきた仲間との絆が、ひとつの形となって現れた、かけがえのない一日でした。

🚌 出発の朝、笑顔と少しの緊張を乗せて
バスに乗り込む生徒たちの表情は、期待と少しの不安が入り混じったもの。
「楽しみだけど、怖い乗り物はちょっと…」そんな声も聞こえました。
でも、隣にはいつも一緒に過ごしてきた仲間がいて、自然と笑顔がこぼれていきます。

🎢 挑戦する勇気をくれた仲間の存在
富士急名物の「FUJIYAMA」「ええじゃないか」「高飛車」。
どれも“日本屈指の絶叫マシン”と呼ばれる乗り物です。
怖くて乗れないと思っていた生徒も、「一緒に乗ろう」と声をかけてくれた仲間の手を握り、勇気を出して乗り込みました。
叫びながら、笑いながら、乗り終えた後には「乗れてよかった」「自分でもびっくりした」と、誇らしげな表情。
その瞬間、ただの遊びではない“心の成長”が確かにそこにありました。

👻 恐怖の中で深まった絆──戦慄迷宮への挑戦
そして、今回の遠足の最大の挑戦が「戦慄迷宮」。
“日本一怖い”と名高いお化け屋敷に、なんと寮生全員で挑戦しました。
泣きそうな顔、震える手、それでも「みんなで行こう」と一歩を踏み出したその姿に、スタッフも胸が熱くなりました。
中では、手をつないで進み、怖さに耐えながら励まし合う声が響きました。
出口を出た瞬間の涙と笑顔が混じった表情は、まさに“仲間と乗り越えた証”。
「怖かったけど、みんなと一緒だったから最後まで行けた」
その言葉に、どれだけの勇気と信頼が込められていたか、私たちは忘れません。

🍔 何気ない時間が、心をつなぐ
昼食の時間は、笑顔と会話が絶えない穏やかなひととき。
好きなものを選び、シェアしながら食べるごはんは、どんな高級料理よりも美味しく感じられたことでしょう。
芝生に寝転びながら語り合う姿は、まるで家族のようでした。

📸 写真に刻まれた“今”という瞬間
笑顔と達成感が溢れていました。
この一枚には、ただの記念ではない、仲間と過ごした時間、乗り越えた挑戦、そして成長の証が詰まっています。

今回の遠足は、ただ楽しいだけではありませんでした。
それぞれが自分の限界に挑み、仲間と支え合いながら乗り越えた経験は、これからの人生においても大きな力になるはずです。
私たちスタッフは、生徒たちのそんな姿に何度も胸を打たれました。

保護者の皆様へ──
日頃からのご理解とご支援に、心より感謝申し上げます。
この遠足を通して、寮生たちはまたひとつ、大きく成長しました。
これからも、彼らが安心して自分らしく歩んでいけるよう、私たちは全力で寄り添ってまいります。

次の季節も、また新しい物語が始まります。どうぞ、楽しみにしていてください。