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スクール便り

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2025.08.12

🌿「土に触れることで、心が育つ」──全寮制フリースクールでの農業体験と食育が子どもを変える

はじめに:不登校やゲーム依存からの“再出発”に必要なもの

不登校やゲーム依存など、現代の子どもたちが抱える課題は、単なる行動の問題ではなく、心の奥にある「居場所のなさ」や「自己肯定感の低下」が背景にあることが少なくありません。

家庭でも学校でもうまくいかず、親の言葉も届かない。そんな状態の中で、子どもが自分自身を見つめ直し、再び歩き出すためには、環境のリセットと体験を通じた学びが必要です。

その一つの有効な選択肢が、全寮制フリースクール。そして、そこで行われる「農業体験」や「食育活動」は、子どもたちの心と体に深く働きかける力を持っています。


🧑‍🌾農業体験が子どもに与える“生きる実感”

全寮制フリースクールでは、夏休み期間を中心に、畑での農業体験が行われています。子どもたちは自分たちの手で土を耕し、種をまき、水をやり、夏野菜を育てます。

トマト、ナス、きゅうり、ピーマン、オクラなど、旬の野菜が少しずつ育っていく様子を毎日観察しながら、子どもたちは自然のリズムと向き合います。

🌱農業体験のプロセス:

  1. 土づくり:雑草を抜き、土を耕すことで、畑の準備を整える
  2. 種まき・苗植え:命の始まりを手にする瞬間
  3. 水やり・観察:毎日の習慣が責任感と継続力を育てる
  4. 収穫:自分の手で育てた野菜を収穫する喜び
  5. 調理・食事:収穫した野菜を使って料理し、仲間と食卓を囲む

この一連の流れの中で、子どもたちは「自分の手で何かを育てる」「命をつなぐ」という体験を通じて、**自己効力感(自分にもできるという感覚)**を取り戻していきます。


🍅食育の本質:食べることは“生きること”を学ぶこと

農業体験とセットで行われるのが「食育活動」です。これは単なる栄養指導ではなく、食材の背景や命のつながりを学ぶ教育です。

子どもたちは、収穫した野菜の栄養や旬について学びながら、調理方法や献立の工夫を考え、仲間と協力して食事を作ります。

食育が育てる力:

  • 🧠 生活力:自分で食事を整える力
  • 💬 協働力:調理や食事を通じたコミュニケーション
  • 💓 感謝の心:育てる人・作る人・食べる人への敬意
  • 🌍 環境意識:地産地消やフードロスへの理解

「野菜は嫌いだったけど、自分で育てたトマトは美味しかった」
「料理なんてしたことなかったけど、みんなで作ると楽しい」
そんな声が、子どもたちの口から自然とこぼれてきます。


👪保護者にとっての安心と希望

全寮制フリースクールに子どもを送り出すことは、保護者にとって大きな決断です。最初は不安や葛藤もあるでしょう。

しかし、農業体験や食育を通じて、子どもが自然の中で心を開き、仲間と協力しながら生活を整えていく姿を見ることで、保護者自身も「子どもを信じて見守る力」を育てていきます。

保護者から寄せられる声:

  • 「うちの子が毎朝畑に行って水やりしているなんて信じられない」
  • 「料理なんてしたことなかったのに、献立を考えている姿に驚いた」
  • 「野菜嫌いだったのに、自分で育てたナスを美味しいって言っていた」

これらの変化は、環境が変わることで子ども自身が変わる可能性を示しています。


🌻まとめ:土と命に触れることで、子どもは自分を取り戻す

農業体験や食育は、子どもたちにとって「五感で学ぶ教育」です。
土の匂い、野菜の色、収穫の手触り、料理の香り、そして仲間と囲む食卓の温かさ――それらすべてが、心の栄養になります。

全寮制フリースクールでは、こうした体験を通じて、子どもたちが「自分の力で生きる」ことを学びます。
そして保護者にとっても、それは「子どもを信じて待つ」ことの大切さを実感する時間となるのです。


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