【活動レポート】金時山ハイキング🥾
今回は、金時山へハイキングをした様子をご紹介します。
秋になり、心地よい風が吹くハイキング日和でした。
子どもたちのほとんどが、金時山でのハイキングが初めてで、短パンやスカートで挑もうとする子もいましたが、「長ズボンのほうがいいよ?」という提案に、素直に応えてくれました。
登り始めて最初の頃は、「もうやだ。」「もういいよ。」「もう帰りたい。」の不満ばかり。
ですが、登り続けるうちに、周りの景色に目を向けて、見たものに興味を持つ姿がありました。
「ウシガエルがいる!大きいね。」「鳥が鳴いてる!」「下滑る!気をつけないと。」
~ハイキング中にみえた子どもたちの個性~

心身ともに体力が必要な活動では、子どもたちの個性がよくわかります。
- 最初から最後まで、元気に無邪気に取り組み続ける子
- 最初は不満ばかりでもなんとなくやり遂げる子
- 感情を表に出さずに、淡々と最後までやる子
- ずっと不満ばかり言い続けていた子
- 途中で諦めてやめてしまう子
6人の子どもたちを連れていきましたが、これらの個性がみられました。
6人で5つの個性があるのですから、同じ子は一人もいないなと実感させられます。

今回のハイキングでみられた個性を単純に羅列してみると、最初の3つと最後の2つでは印象が違うのは明らかです。
ですが、最後の2つが悪いわけではありません。
”ずっと不満ばかり言い続けていた子”は、一緒に登っていた仲のいい子の助けを借りながら、こまめに休憩をはさみながらでやり遂げました。
「ずーっとしんどかった~でも頑張らなきゃと思ってやった~」と最後には話してくれました。
”途中で諦めてやめてしまう子”は、最初は非常に意欲的でした。
ですが始めてみて自分の体力の限界に気が付き、自ら「やめる決断」をしています。
「体調が、やっぱりまだ治りきってなかったな~」と下山しながら話していました。
挑戦してみて、自分状態と向き合い決断をして、振り返る。この一連の流れを経験し、”自分を知ること”
も非常に大切です。~登り続けて見える、子どもたちの変化~

やはり印象的だったのは、子どもたちの言動の変化です。
最初はマイナスな言動が続いていましたが、途中、私達スタッフが「いい頃合いで折り返そうか?」と言うと、「なんで?!頂上までいかないの?」と。
金時山でのハイキングを嫌々始めていた姿を見ていたので、この発言には、私達スタッフも驚きました。
頂上まで登った後のご褒美が目的か。単純に楽しくなってきたのか。
本当の理由は分かりませんが、動機が何であれ、”最後までやりきろう”という感情が芽生えることは、今後、子どもたちの糧になります。
ですがやり始めてから、最初の言動とは真逆の感情になる子が多いです。
これは、”経験した数が少ない”からだと考えます。
「やってみたら意外と楽しい」「やってみたらできた」「やり始めたらここまでやりたくなった」
このようなポジティブな感情を経験することによって、”次もまたやってみよう”という感情になり、さらには行動変容に発展します。
チャレンジスクールでは、子どもたちが”ポジティブな感情を経験”できるように様々な活動をしています。
