スクール便り

ゲーム依存に悩む子どもと日々を共にする中で、親として感じるストレスや疲れについてお話ししたいと思います。一緒にいるはずなのに心の距離が遠く感じられ、会話が成立しないことで生じる心の葛藤を共感していただけたらと思います。

1. ゲームの世界に隔てられる

毎日、好きなゲームに没頭する子どもの姿を見ると、親としては「何がそんなに楽しいのか知りたい」と思う一方で、「私たちのコミュニケーションはどうなってしまったのか」と心が重くなります。思い出してみると、かつては一緒に遊び、話し合い、楽しい時間を過ごしていたのに、今ではゲームの世界が優先され、小さな声で呼びかけても反応がない。

その無関心さが、私にとっては非常に辛いのです。子どもとの心の距離がどんどん広がっていく感覚に、不安や悲しみを覚えます。

2. つながりを求めるもどかしさ

「今日は何をして過ごしたの？」と質問しても、数言の返答しか返ってこない。心の中ではもっと深い会話をしたい、彼の気持ちを知りたいと思っているのに、「またゲームの話に戻ってしまう」といった感覚があり、少しづつ疲れが蓄積されていきます。

私がどれだけ努力しても、彼の興味がゲームに向いている限り、会話は成立しません。このもどかしさは、自分の存在価値を疑うことにもつながるのです。

3. 親の心の負担

一緒にいると、子どもの依存する姿に直面することになり、心が疲弊していきます。特に、ゲームに夢中になりすぎるあまり健康を害している姿を見るのは、親としての苦痛を伴います。この感情は、愛情とサポートの必要性の中で、どうにもならない苛立ちとして現れるのです。

また、子どもに何を言っても響かないことから生じる「無力感」も大きな負担です。どんな言葉も、彼の心にきっと届いていないのだろうと、考えるだけでため息が出てしまいます。

4. 自分のケアが必要

このような状況が続く中で、自分も大切にすることを忘れがちです。「私は何を感じているか」「自分の時間をどれだけ持てているか」と考えることは重要です。心の余裕がなければ、子どもに対して優しく接することも難しくなります。

友人や信頼できる人と話すことで、悩みを共有し、自分の心を軽くする時間を作ることが重要です。

ゲーム依存の子どもとの会話の難しさは、親にとって大きな試練です。心の距離が広がる中で、疲れを感じるのは自然なことです。しかし、自分自身の感情にも目を向けることで、少しでも軽やかに今の状況に対処できる可能性を見出せるかもしれません。

あなたの気持ちも大切にしながら、一歩ずつこの問題に向き合えることを願っています。あなたは一人ではありません。