親として子どもの為に出来ることの限界
チャレンジスクール代表 佐野からのメッセージ
こんにちは、保護者の皆様。
今日は、最近寄せられた相談を通じて感じたことについてお話ししたいと思います。
現代の家庭が抱える問題
最近の相談の9割はお母様からのもので、その内容は主に子どもの言動や行動に対する限界についてです。中には、子どもが暴力を振るうため、毎日が耐えられないという深刻な相談もあります。
多くの場合、お母様自身が精神的に限界を迎えており、心の余裕を失いかけている状態です。現代の核家族化により、頼れる場所が少なくなっていることが背景にあります。その結果、親が問題を一人で抱え込むことが多く、解決が難しくなっています。
子どもとの向き合い方
現在の社会では、子どもの人権が重視される一方で、親が子どもを厳しく叱ることがためらわれる傾向にあります。そのため、子どもたちはわがままになりがちで、親の言うことに耳を貸さないことが多くなっています。
こうした状況では、子どもが親に感謝の気持ちを持つ機会も減り、すべてが「当たり前」となっています。衣食住、スマホ、PC、タブレット端末の所有が当たり前となり、さらには高価なゲーム機や課金も要求されることが増えています。
金銭感覚の問題
最近の相談では、子どもが親のクレジットカードを無断で使用し、ゲームに300万円以上課金したというケースもありました。このように、子どもたちの金銭感覚が狂い、親から厳しく叱られないことで、子どもたちは勘違いをしていることが多くあります。
提案したい対策
私が伝えたいのは、親として限界を迎えて冷静に対応できない場合は、第三者の助けを借りることの重要性です。親自身が心の余裕を持たない限り、普通の生活を送ることは難しくなります。親の精神状態を回復させるためには、一旦子どもと距離を保つことが必要です。
距離感を保つことは間違いではありません。親がすべてをやってあげることで、子どもの自立を阻害している場合があります。適切な距離を保ち、子どもが自立するための支援を行うことが重要です。
もし現在の状況で悩んでいる方がいれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。私たちは皆様のサポートを全力で行います。