不登校の将来とは?進路や就職先、リスクについて詳しく解説!

子どもが不登校になると、「このままで大丈夫なのか?」と将来を不安に感じる親御さんは多いでしょう。学校に行かないことで進学や就職にどのような影響があるのか、どんな選択肢があるのかを知ることが大切です。
本記事では、不登校の将来への影響やリスク、進学・就職の具体的な選択肢、そして親御さんができるサポートについて詳しく解説します。不登校からでもお子さんの未来を切り開く方法を一緒に考えていきましょう。
不登校の将来はどうなる?
不登校の子どもたちが将来どのような道を歩むのか、不安を感じる親御さんは少なくありません。確かに不登校となり学歴やそれに伴う経験が不足すると、進学や就職の選択肢が狭まる可能性があります。
しかし、不登校の経験を活かして活躍する人も多く、適切なサポートがあれば将来の可能性を広げることは十分可能です。ここでは、不登校の将来に関する課題と、どのような道が開かれているのかを解説します。
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不登校の将来とリスクについて
では実際に不登校になってしまった人はどうなるのでしょうか?また、将来どのような不利益を抱える可能性があるのでしょうか?不登校となってしまったお子さんはもちろん、親御さんも辛く不安な思いを抱えているとは思います。ですが、お子さんと共により良い選択肢を考えるためにも、まずはきちんと不登校によるリスクを知ることが大切です。それでは解説します。
働き先が限られる
会社求人票などを見ると、ほとんどの会社が応募資格欄に「高卒以上」や「大卒以上」と書いており、応募するには一定の学歴が求められます。そのため不登校のままで進学をしない場合、就職先の選択肢が狭まります。
特に正社員採用では学歴や職歴が重視される傾向が強く、アルバイトや非正規雇用に頼らざるを得ない状況に陥るかもしれません。学歴不問の仕事はあるものの、職の選択肢は狭まる上、求人数も少なく収入が安定しづらいのが現状です。
コミュニケーション力が低下する
不登校になると必然的に人との関わりが少なくなります。そのため、お子さんの対人スキルの低下につながりやすいです。集団生活の場に長く関与しないことで、相手の意見を聞く力や、それに応じた適切な受け答えをする力が育ちにくくなります。
結果として、将来面接を受ける際や職場での人間関係の構築に苦労し、仕事の継続が難しくなることも少なくありません。スムーズに社会に適応するためには、あらかじめ適切な環境で対話の経験を積んでおくべきなのは確かです。
引きこもりになる
さらに、外出の機会が減ることで次第に自室に閉じこもる時間が増え、社会とのつながりを断ってしまうリスクもあります。不登校が長引くと自信の低下や無気力状態に陥りやすく、働く意欲や外出する気力を失ってしまいます。
そして一度このような引きこもりの状態になると、自力で抜け出すのは困難です。そのため、できるだけ早く親御さんなど周囲の人達が環境整備を行い、引きこもりから脱出させてあげるべきでしょう。
不登校から進学するための具体的な選択肢
では、不登校を解消し、お子さんのリスクをなるべく減らしてあげたいと思う場合にはどうしたら良いのでしょうか。まず、必ずしも全日制高校にこだわる必要はありません。なぜなら、日本には通信制高校や定時制高校、フリースクールなどの柔軟な学びの場があり、それぞれの特性に応じて進路を選ぶことが可能だからです。では、それぞれの選択肢の特徴を詳しく解説します。
通信制高校
まず選択肢の1つとして挙げられるのは通信制高校です。ここでは登校頻度や学習ペースを自分で調整できるため、不登校経験者でも無理なく高校卒業資格を取得できます。学校によっては、週1日から通学できるコースや、ほぼオンラインで学習を完結できるシステムを採用しているところもあります。
また、動画授業や個別指導が充実しているため、学習の遅れを取り戻しやすい環境が整っているのも特徴です。進学や就職の際には全日制高校と同じ卒業資格が得られるため、学歴の差はなくなります。
定時制高校
次に選択肢の1つとして挙がるのは定時制高校です。定時制高校と聞くと、昼間は働き、夜間に勉強する所であると思われがちですが、現在は昼間部・夜間部・昼夜部など多様な学習スタイルを提供しており、自分のライフスタイルに合わせた学習が可能となっています。
さらに、近年では3年間で卒業できる学校も増え、全日制と同じカリキュラムで学ぶことができます。登校日数は週5〜6日と多めですが、学校生活を通じて人との交流を増やし、社会復帰のきっかけを作ることができるでしょう。学期ごとに試験を受けることで単位を取得し、卒業の際には全日制高校と同じ卒業資格を得られます。
フリースクール
以上2つに加えて選択肢の1つとして挙げてほしいのは、フリースクールです。フリースクールは、不登校や引きこもりの子どもたちが学び直すための民間教育機関です。学校ごとに教育方針が異なり、子ども自身のペースに合わせた学びを提供しています。
勉強だけでなく、社会性を育むプログラムやカウンセリングを受けられる点が特徴です。フリースクールへ行きつつ通信制高校へ進学し、高校卒業資格を取得するケースも多く、無理なく学びを継続できる環境を整えられます。
不登校でも働ける!将来の仕事をどう選ぶ?
「不登校で学歴がないから働けない……」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、不登校の経験があっても働く道は十分にあります。ここでは、学歴に自信がなくても働ける仕事の種類と、その選び方を詳しく解説します。
学歴不問で働ける仕事・業界一覧
学歴を問わず就職しやすい職種には、営業職、警備員、飲食業、販売・接客業、事務職、工場作業員、建設業、農業関係などがあります。これらの業界では、経験を積みながらスキルを磨き、キャリアアップできます。また、アルバイトから始めて正社員登用を目指せる職場も多く、学歴に関係なく安定した職を得る道もあります。
ちなみに、将来出世をしたい、と考える方は、勤務年数によって昇格・昇給していく「定期昇格制度」のある会社や、成果を挙げた分報酬をもらえる「インセンティブ制度」のある会社を就職先として選ぶのもおすすめです。
不登校経験を活かせる職種とは?
どの職種を選んでも、不登校の経験は伝え方次第で強みになります。不登校を乗り越えたことは「困難を克服した経験」として評価されることも多く、自分自身と向き合う時間を持ったことで得られた思考力や自己管理能力も仕事で大いに役立ちます。
さらに、不登校経験があるからこそ、他人の気持ちを想像しやすく、共感力や思いやりを活かせる職種も考えられます。面接で不登校に関する質問をされた場合も、「この経験を通じて自分と向き合い、成長する機会を得た」と前向きに伝えることで、採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。
また、不登校の経験を活かせる仕事の一つにメンタルヘルスカウンセラーがあります。自身の困難を乗り越えた経験を生かし、同じような悩みを持つ人を支援する職業です。心理学やカウンセリングの知識を学び、適切なアドバイスを提供できるようになれば社会に貢献できます。
資格が必要な場合もありますが、オンライン講座やセミナーを活用しながらスキルを身につけることが可能です。
資格・スキルを活かして就職する方法
資格を取得したり、自身のスキルを高めて試験に受かったりすると、より多くの職業に挑戦できます。運転免許を取得すればドライバー職、公務員試験に合格すれば地方自治体や官公庁で働く道も開けます。公務員は学歴不問の試験制度を設けており、安定した収入や福利厚生が魅力です。
その他、ITやデザインのスキルを習得すれば、フリーランスとして働く選択肢も広がります。高校や大学への進学を目指す道も、就職する道もあると視野を広げるような選択肢を示し、お子さんも親御さんも納得できるよう話し合いを重ねていきましょう。
不登校の子どもに親が今できる具体的なサポート
不登校の子どもに対して親御さんがどのように接するかは、将来の選択肢を広げる上で大切なポイントです。お子さんの将来が心配で焦っているとは思いますが、何よりも先に子どもの気持ちを尊重し、安心できる環境を整えてあげる必要があります。ここでは、親ができる具体的なサポート方法を解説します。
将来の不安を煽らず、安心感を与える接し方
子どもが不登校になると、「このままで大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。しかし、将来のことを過度に心配するあまり焦って登校を促すと、かえって子どもにプレッシャーを与えてしまい、親御さんとの関係が悪化する恐れもあります。
まずは学校を休むことを許容し、子どもが安心できる環境を作ることが大切です。無理に理由を聞き出そうとせず普段通りに接し、子ども自身が落ち着きを取り戻せるよう見守りましょう。
自己肯定感を高めるための具体的なサポート
不登校の子どもも「自分は迷惑をかけている、このままではダメだ」と分かっているので、今の自分を否定し自信を失いがちです。そのため、まず家庭の中で「ありのままの自分を受け入れてもらえている」と感じられる環境を整えてあげましょう。
具体的には、親が日常的に子どもの話を聞き、成功体験を積めるような場を提供します。そうすれば少しずつ自信を取り戻せるようになるでしょう。例えば、家庭内での簡単な役割を任せたり、子どもの興味がある分野での活動をサポートしたりすると効果的です。
相談できる支援機関・専門家の活用
親御さんだけで不登校の問題を解決しようとすると、お子さんのみならず親御さん自身の精神的な負担が大きくなりがちです。そこで、専門機関やカウンセラーなどの第三者の力を借りましょう。子どもも親も新たな視点を得られ、より良い解決策が見つかるかもしれません。
学校の相談窓口やフリースクール、自治体のサポートセンターなど、さまざまな支援機関が存在するため、子どもに合った支援方法を探してみましょう。また、不登校の原因に病気や障害が関係するかもしれない場合は、速やかに病院や障害の支援機関を頼るべきです。
全寮制フリースクールの検討
全寮制フリースクールは、不登校の子どもにとって新しい環境で生活を立て直し、学び直す機会を提供する選択肢の一つです。学校生活だけでなく、生活習慣やコミュニケーション力の向上を重視し、集団生活を通じて社会性を育むことができます。
また、親元を離れることで家庭環境の影響を受けにくくなり、自己肯定感の回復につながることも期待できます。ただし、費用面や子ども自身の適応力も考慮する必要があります。入学前に見学や体験入学を行い、本人の意向を尊重しながら慎重に検討することが大切です。
関連記事:不登校の子どもが通うフリースクールとは?授業や費用・メリットなど解説
不登校で将来が心配なら全寮制フリースクールも一つの手
不登校の子どもは将来の進学や就職に不安を抱えがちですが、適切なサポートがあれば道は開けます。通信制高校・定時制高校・フリースクールなどの選択肢を活用し、学び直しや社会復帰の機会を得ることが重要です。
チャレンジスクールは、不登校の子どもたちが安心して成長できる全寮制フリースクールです。規則正しい生活や自然体験、共同生活を通じて、社会性やコミュニケーション力を育みます。デジタルデトックスや自立支援サポートにより、自己理解を深め、未来の目標を見つけることができます。
親子でのサポート体制も整い、子どもだけでなく親も安心できる環境を提供します。新しい一歩を踏み出すために、ぜひお気軽にご相談ください。